【100kmも走るって実際どうなん?】ウルトラマラソンの魅力と攻略法について
こんにちは岩田です。
突然ですが、皆さんはウルトラマラソンを走ったことがありますか?
まぁ、フルマラソンすら走ったことないよ〜
って方が多いんじゃないでしょうか。
私自身100kmのウルトラマラソンを7回完走しています。変態ですね。
100kmの自己ベストは丹後の7時間44分32秒です。
ウルトラマラソンは社会人になった年に初めて走りました。初マラソンの前にウルトラを走ったせいでえらい目にあいましたが。笑
今回はそんなウルトラマラソンの魅力をご紹介しようと思います。
- そもそもウルトラマラソンとは
- ウルトラマラソンの魅力
- ウルトラマラソンを走ろうと思ったきっかけ
- ウルトラマラソンの不満なところ
- ウルトラマラソンのやばいところ
- ウルトラマラソンの攻略法
- ウルトラを走ると価値観が変わる?
そもそもウルトラマラソンとは
皆さんはウルトラマラソンって何か知ってますか?
ウルトラマラソンとは
ウルトラマラソンとはフルマラソンの距離よりも長いマラソンのことを指します。
つまり、42.195kmよりも長ければウルトラマラソンです。
50kmでもウルトラマラソン、100kmでもウルトラマラソン。
距離に明確な決まりがないのが特徴です。
なのでウルトラマラソン走るなら選択肢がたくさんあります。
私は100km以上走ることが想像できませんが、チャレンジしたい方は調べるといろんなレースがありますよ。
フルマラソンとの違い
フルマラソンとの違いは大きくはありません。
しいていうならタイムを狙うというより完走って思考が強いのかフルマラソンだと割とタイム順で整列エリアが決まっていることが多いですが、ウルトラマラソンの場合は並んだもの順で整列することが多いぐらいですかね。
タイム狙うなら早く並んだ方が良いですが、私はそれよりもトイレ行ったり準備に時間を割いた方がいいのかなって思います。
あと、距離が伸びる分走る時間が長くなるのでとてつもなく長い時間を走ることになります。
それもあり、いろんなコースを走ることになるのでその土地をいろいろ巡ることができます。
毎回ウルトラマラソンに出て思うことは長いなぁということと、足が異常に筋肉痛になることです。
完走って難しい?
私がウルトラマラソンで過去に棄権したのは10回走って1回だけです。
70kmのレースでした。足が痛くなり途中リタイアしました。何よりもそのレースが河川敷の往復だったこともリタイアした要因でしたが。
もちろん完走できるかどうかは個人の走力にもよりますが、制限時間やコースにもよると思います。
特にコースの影響は大きいと思っています。
同じ場所を淡々と往復するようなレースは途中棄権する人も把握できてしまい気持ちが揺らぐので景色が変わる同じ場所を走らないコースのほうが完走しやすいと思います。
フルマラソン完走経験があって月200km以上の走り込みとキロ6〜7分で走り続ける走力があれば、完走は可能な気がします。
ウルトラマラソンの魅力
景色を楽しめる
出場するレースや場所にもよりますが、地方で行われるウルトラマラソンは天気がいいと景色を楽しみながら走ることができます。
私が最も出場している京丹後ウルトラマラソンはレース終盤海沿いを走るのですが、こんなにいい天気で眺めもいいのに自分は何をしているんだろうと思いながら走っていました。
エイドを楽しめる
アスリート思考が高まれば高まるほど、走っている時のスピードを意識するあまり、レース中のエイドは食べにくくなる人が多いんじゃないかと思いますが、
ウルトラマラソンの場所は、栄養を補給しないと走り続けることができないので必然的にマラソンよりもエイドを利用することが多くなります。
後半はレースがきつすぎてエイドが何よりの楽しみになります。
あと○分たえたらエイド!と思いながらいつも走っています。
長丁場を一人で走る可能性もあるのでエイドで人と話せるのは元気がでます。
完走を喜べる
私の場合はウルトラマラソンに関しては競技場思考があまり強くなくてタイムを狙って練習している訳でもないので、どんな結果であっても完走は素直に嬉しいです。
走りきった喜び、苦しさから解放された喜びいろいろな思いがいつも感じられ素直に完走を喜ぶことができます。
もしさらに、自己ベストを更新できたならとても嬉しいですよ。
ウルトラマラソンを走ろうと思ったきっかけ
一個人の理由ですが参考にして下さい。
ウルトラマラソンを走った当時、社会人1年目、つまり市民ランナーとしても1年目の年でした。
今でこそ、都市型マラソンが定着して学生でマラソンを走る機会は増えましたが、私が学生の時はハーフマラソンまでしか走ったことがありませんでした。
ウルトラマラソンを勧めてもらった
そんな私がなぜウルトラマラソンを走ろうと思ったかというと、当時1年目に所属していたランニングサークルの女性(母親くらいの世代)にとても楽しいよ!と勧められたのがきっかけでした。
長丁場走り続けて疲れてきたところにエイドで食べるおにぎりは格別だったと笑顔で話してくれたのを今でも覚えています。
なお、私はウルトラマラソンで食べたおにぎりは美味しかったかすら覚えていません。笑
ただ、ウルトラマラソン中に飲むキンキンに冷えたコーラはとても美味しく元気が出るといつも思ってます。
走ったら自慢になると思った
フルマラソンを走ったことがある人は
多々いますが、100kmを走った人はあまりいないんじゃないかと当時思っていたので100km完走したら自慢になるかなと軽い気持ちでエントリーすることにしました。
以上の単純な理由から出場を決めましたが、ウルトラマラソンは思っていた以上にきつすぎてほんとに泣きそうになりました。笑
ですが、結果その魅力に取り憑かれて何回も出場しました。
ウルトラマラソンの不満なところ
スタート時間が異常に早い
100kmという長丁場に渡って走り続けるため、走る時間は7〜13時間位と人により大きな差があります。
スタート時間を遅くするとゴール時間もとても遅い時間帯になるので、4時半〜5時半くらいにはスタートするレースが多いです。
スタートに合わせて早めに寝れたらいいのですが、なんだかんだで移動もありばたばたして早く寝るのは難しかったり、なかなか寝付けなかったりします。
そのため、高確率で寝不足で走るハメになります。笑
信号で待たないといけない
フルマラソンよりも長丁場になる影響で交通機関を止めることができないので、赤信号だと止まらないといけません。
これが良いと捉えるかは人次第かなと思います。
タイムに影響が出るのはもちろんのこと、競っていると追いつかれたり、追いついたりと影響が大きく出たりしますが、終盤疲れてきてそんなことどうでも良くなってくると休めるきっかけになったりもするのでウルトラマラソンならではかなと思います。
夏の時期の開催が多い
ウルトラマラソンは夏の時期の開催が多いです。
これは個人的な見解ですが、冬場にすると低体温症になる危険があるからなのかなと思っています。
夏場でも雨が降るとけっこう寒さを感じます。
ただ、夏場にウルトラマラソンを走るのは死ぬほど暑いので、エイドでの水浴びは必須です。
ウルトラマラソンのやばいところ
フルマラソンを過ぎてからが長い
フルマラソン以上を走るので当然ペースは、ウルトラマラソンのペースに抑えて走るわけですが、ペースを抑えて走っているとはいえフルマラソンを走った段階でまだ走らないといけないという事実に少なからず絶望します。
そんなこと走る前から分かっていてもまだあるのかよって絶望します。笑
どちらかというと走っている時の苦しさより、足へのダメージがほとんどなので最後まで体力が持つか心配になります。
歩き始めたら絶望的なところ
過去に何回か途中できつくなり過ぎて走り続けられなくなり歩いたことがあります。(エネルギー切れ?)
ゴールタイムって走っている時のペースである程度予測するので、歩きはじめると一気にゴールタイムが変わってくるのでゴールまでにかかる時間ががっつり増えてめちゃくちゃ絶望します。
はじめてウルトラマラソンで歩いた時は、サロマ湖を眺めながら歩いていたんですが、残り30kmを歩かないといけないことに絶望しました。笑
エイドでエネルギーを補給して、再び走りはじめることができ、無事に完走できたのでエイドの力は偉大です。
労働時間以上の時間走り続けていること
1日働いている時間は8時間が目安になるかなと思いますが、それと同じかそれ以上の時間を走り続けることになります。
走っている最中でも、スタートの時のことが過去の出来事に感じるくらい長い時間を走ることになるのでまるで長旅をした気分になります。
まぁ、実際に早朝から起きて走り続けるので1日がめっちゃ濃く感じます。
疲労もやばいですが。笑
楽だったレースは一度もないこと
これは練習量にもよるのかもしれませんが、フルマラソンが楽しく走りきれたと思うことはあっても、ウルトラマラソンで楽しく走りきれたと思うレースは一度もありませんでした。
残り70km地点から足は悲鳴を上げ始め、残り20kmは己自身との戦いになります。
それなのに毎回レースに出ていた自分はあほですが、不思議とレースが終わるときつかったことがいい思い出となり、またレースに出た際に苦しいことを思い出すというサイクルを繰り返していました。
驚異的筋肉痛になるところ
びっくりするくらいの筋肉痛になります。
これは個人差があるかもしれないですし、出場回数が多くなると慣れてきて筋肉痛にはなりづらくなるかもしれませんが、年に1回くらいの出場レベルだと翌日は歩くのに支障が出るレベルで筋肉痛になります。
はじめて出場した年はまともに階段を降りることができなくなりました。笑
ウルトラマラソンの攻略法
✔トイレは必ず出走前に済ませる
✔暑さ対策をする
✔エネルギー補給が明暗を分ける
トイレは必ず出走前に済ませる
長丁場のレースなのでトイレに行って当然と思うかもしれませんが、スタート前にちゃんとトイレを済ませていれば、レース中に一度もトイレにいかずに完走することも可能です。
これですが、発汗するので給水しても催さなくなります。夏場なので汗として水分がなくなるのでトイレにいかずにすみますが、気温が低く発汗しなければトイレは避けれないかもしれません。
なお、大の方は汗ではどうしようもないのでスタート前にトイレをきっちり済ませて置く必要があります。
そうすれば、トイレにいく回数を極力減らして完走できるかもしれませんよ。
暑さ対策をする
真夏のレースは、体温を上げすぎないようにすることがとても大事です。
猛暑の中、水分補給をしないことは致命的なのでエイドでこまめに給水したり、水浴びをして体温が上がらないように工夫しましょう。
練習で体を暑さに馴れさせておくのもとても大事ですよ。
エネルギー補給が明暗を分ける
長丁場に渡り走り続けるのでエネルギー補給が明暗を分けます。
エイドでのエネルギー補給だけでも完走はできるしれませんが、ジェルタイプの補助食であるエナジージェルをいくつか持って走ることをおすすめします。
入れ物は全周ポケットタイプがおすすめ
ウルトラを走ると価値観が変わる?
フルマラソンやウルトラマラソンを走ると価値観が変わるとか言いますが、個人的見解としては変わらんってのが正直な完走です。
しかしながら、完走したことが何か別のことを頑張るときの支えになったり、自分を紹介する時の話のネタくらいにはなるかもしれませんよ?
私自身ウルトラマラソンは修行的なものであると思っていて年に1回自分自身の葛藤と闘う時間でもありました。
苦しい、辞めたいと思うとわかってるのに走るのはあほですね。
それでもなぜ走るのか?
変態だからだ。
あの頃の私は少なくともあの場所であの言葉を叫ぶために丹後の地を訪れていました。
「アミティ」
※詳しくは動画をご覧下さい。
家庭の事情によりしばらくウルトラマラソンはご無沙汰ですが、機会があればまたチャレンジしたいと思います。
ganden-no-jognote.hatenablog.com